ガリーナ【G】

詞曲
訳詞
ウクライナ民謡
島村 喬


ダ! ガライガリマヤ ルチーヌシカ
ダ! ガリュウ スタボーイ ヤ
わたしの胸を 苦しめる

小さなヘビ奴が 住んでいる
燃えるよ 燃えるよ胸が
狂うように 燃えあがる
燃えろよ 燃えろよ胸が
灰となるまで 燃えろよ
ハーハハ! ハーハハ!
ハーハハハ!
あーーーー

ダ! ガライガリマヤ ルチーヌシカ
ダ! ガリュウ スタボーイ ヤ


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新おけら歌集(10/10/10-12/28)ロシアの詩 / 楽譜:ビーさん(10/12)
■ガリーナ
 ウクライナの民謡は、土の香りのする独特のウクライナ語で歌うことである。!日本の東北の「津軽おはら」や「じょんから」「秋田音頭」「庄内おばこ」などが、それぞれその地方のの濃厚は方言で歌われてこそ、面白さがあると同様である
 わたしの胸の中には、わたしを苦しめる、小さなヘビが住んでいる、とウクライナの娘達は情熱に身もだえしながら叫ぷのを、この歌ほど鮮やかに伝えるものは珍しい。
 コーラスに編曲した。熱狂的に、そしてそれlにふさわしいアクセントをつけて歌うことである。ガリーナとは「燃えること」をいう。
 雪がとけて、ウクライナの広い農村に春がくると、夕方からごの歌が、娘達の口から、身悶えするような合唱となって湧きあがってくる。生きている悦こび、若さの悦こびと悩みと、狂おしさをこめて流れてくる。そんな歌である。
1960/01/28 百瀬三郎【島村喬】