浜辺の歌【F】
+1919年(大正7)作曲+

作詞
作曲
林  古渓
成田 為三
ただ今、歌詞だけです………(^^;)


あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
  ■風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も

ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
  ■寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影も

はやちたちまち 波を吹き
赤裳(あかも)の裾ぞ 濡れひしじ
  ■病みし我は すでに癒えて
浜の真砂(まさご) まなごいまは



新おけら歌集(07/12/12) / 楽譜:ビーさん(08/01)
■難解用語■
・あした………朝 ・もとおる………うろうろする
・星の影………星のひかり ・赤裳………赤い服
・はやち………はや=疾風/ち=東風こち ・濡れひしじ………濡れ漬つ/ドップリ濡れる
・まなご………真砂と愛子(めんこい我が子)
・この曲の一二番は、林古渓が幼い日に神奈川県辻堂東海岸付近の浜辺を歩いたときの追憶を歌ったものとされています。三番は現在の彼をあらわしているのでしょうか??? ただ、出版社とのいざこざで、古渓自身は三番の歌詞を毛嫌いしていたと聞いています。この歌の詳しい解説url(ここ)を紹介しますので、クリックしてみてください。

・成田為三の曲イメージの詳細は分かりませんが、能代の海岸をイメージしたという説もあります。ここは、砂の移動を押さえる「風の松原」が有名です。
浜辺の歌音楽館■:秋田県北秋田市米内沢字寺の下17-4/TEL 0186 (72) 3014 (旧森吉町)