明日への伝言　【Ｃｍ】
作詞
作曲		 山川　啓介
いずみたく

１
子供たちに伝えよう　愛を生きる知恵を
　　■そして　あの日のヒロシマを
　　■ナガサキの出来事を
２ 焼けただれた顔たちが　叫びつづけている
　　■二度と　地獄の苦しみを
　　■許してはいけないと
３ 子供たちは聞くだろう　だれがおかした罪
　　■そして　あなたは答えよう
　　■わたしたちの罪だと
４ 子供たちに伝えよう　人のすばらしさを
　　■そして　あの日のヒロシマを
　　■ナガサキの出来事を

　　●そして　あの日のヒロシマを
　　●ナガサキの出来事を


新おけら歌集(04/03/01) / 全国母親大会in秋田（03/08）
楽譜：ビーさん（2004/09）

■１９７７年（昭和５２年）、ＮＨＫの「みんなのうた」の放送後、うたごえ喫茶などでよく歌われた曲。
　作曲者は「子ども達に、世界に！被爆の記録を贈る会」による記録集「広島・長崎」製作の呼びかけ人の一人だった。「原爆を許すまじ」と共に記録集に収められた曲。記録映画「にんげんをかえせ」ではテーマ曲として上映された。

■♪〜子どもたちに伝えよう　愛を生きる知恵を…。「核戦争3分前」と言われ、世界中で核兵器反対の運動がまきおこった1982年、核兵器の実態を伝える同名のビデオが作られた。
　同時にこの年、各ジャンルで反核の会が作られ、「反核・日本の音楽家たち」も結成された。そのメンバーの一人、作曲家いずゐたく氏が、作詞家山川啓介氏にビデオのタイトル曲として詞を依頼し、自ら作曲したもの。
　うた新1994年7月4日号に山川氏へのインタビューを紹介。その中で氏は、(悲惨な戦争、核兵器の惨褐は)「だれの罪かと聞かれたら、私たちの罪だと答えよう」ここにこだわって書いた。また、「歌にとって歌われることが一番の幸せ。歌にとって一番不幸なことは歌われないこと。さらに不幸なのは、むりやり歌わされる歌ですね」と語った。この歌のレコード化の話が出た時、「商品にしてはいけない歌だから」と断った。
Ｎｏ ｍｏｅｒ Ｈｉｂａｋｕｓｈａ0４（うた新／2004年）