ああミンカ 【Am】

詞曲
訳詞
ロシア民謡
津川 主一


別れと思えば 心はさびしい
沼地を乗り越え さあ 出かけよう
どんなに苦しい 旅路であろうと
進みに進もう ああミンカ
 ■いつまで経つとも 心は変わらず
 ■朝風 夜風に 便り聞く
 ■やがて古里へ 帰る日が来れば
 ■さぞ楽しかろう ああミンカ




新おけら歌集(201/03/03)ロシア混声篇 / 楽譜:bunbun(2018/03)
■ロシアの代表的民謡の一つ。コサックが、愛する少女に別れを告げる歌。ロシア民謡定型で、中間部が長調に移る。ゆるやかに悲しく、且つ力づよいテンポの脉膊(みゃくはく)が感じられる。クリストフ・アウグスト・ティエジュ(1808年)のドイツ版によると、初めの1・2小節がコサックのオリス、次の3・4小節が少女ミンカの言葉という風に對唱風になっているが、クリフトン・ジョンスンの英版では2節しか採用してない。これにならって2節だけにした。編曲に当たり、このほかにフォルクマールの版も加えた。  (津川主一)