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10月12日「深浦のうたごえver2008」を開催しました。今年で「6回目」。組曲「地底の歌」を含めて、懐かしい曲から新しい曲まで、、思いっ切り歌いかわしました。深浦に集いし、うたごえの仲間達に感謝!!です。
サークルおけら代表 bunbun

BGM:ありがとう(by bee)
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深浦の秋その1(マユミ)
■第1部(司会:臼井さん&唐土さん)■■
 今年は森のフクロウさんがお仕事の都合でこられないとのことで、船橋の「ゴリ」で司会をしておられる臼井さんも唐土さんにお願いをした。二人とも深浦のうたごえの常連といっても過言ではない。特に唐土さんは初回のゲストで、白神山地の詩コンサートを、この地で2回もやってる、大の深浦フアンでもある。

bunbunのごあいさつ
 午後5:00。まず主催側を代表してbunbunのご挨拶。だが、オラの挨拶は下手くそなので早々に切り上げ、開会宣言を孫の和佳にやって貰うことにした。

bunママに抱っこされてマイクの前へ。微笑みつつ、物怖じもせずに「深浦のうたごえ、始めまーす!」と堂々とこなしてくれた。、会場からは大拍手をいただいた。この10月に3歳になったばっかりである。
 まぁー、これで「つかみはOK!(古いか?)」である。

 第1部の司会は臼井・唐土組。このコンビの息はピッタリ! 今夜も大張り切りで、絶妙なるかけあいは、最初から飛ばし気味である。

一曲目はロシア民謡の「カチューシャ」。うたごえ喫茶では、よく歌われる定番の曲で、誰でも知っている歌だ。
ぺーじとっぷ
 言わずもがなであるが、うたごえ喫茶では出だしの4・5曲はかねて準備の歌で会場を盛り上げ、その間にリクエストを募り、これをベースに更に盛り上げる、と言うのが一般的なので、会場からのリクエストが少ないと、司会者はかなり困る。
 慣れていないと立ち往生。面白がって、周りからはヤジがピーピーガーガー。ますます困って………。こんな状況を逆手に取れるか取れないかで、名司会者と迷司会者に分かれることになる。

 ということで、今回はリクエスト係を作ってみた。リクエストのみならず、会場の皆さんに声をかけ、感想も書いて貰おうというのが本音である。これが功を奏してか、いつもは第3部にまわされるリクエストカードが、3曲目くらいには唐土さんの手に握られていたようである。
 今日の日没は17:36、よって外はまだ明るい。

堂々の開会宣言

うたごえ7分後、もう立ってる

司会の唐土さん&臼井さん
 東京のトミ組は、もう最初から脇の方で立ち上がって歌っている。会場も最初から飛ばし気味でかなり大きい声を出している。例年だと徐々にペースをUPしてという所だが、今年はハナから大きい声で、歌ってくれているようだ。
 娘2号はビデオ係。昨年もお願いした。仕事柄お手のものということらしい。が、今回は苦戦気味である。何せレンズの真ん前で男の人が立ち上がって歌っている。あれじゃー、映像も取れない。全体のうたごえの声も録音できないだろうと、Wベースを弾きながら思っていたら、案の定、持ち歩き撮影に切り替えたようだ。ご苦労さん!


のってるbunママ&ヨネちゃん
 臼井さんのビブラートと唐土さんのよく通るソプラノが会場をグイグイと引っ張り、みなさんもノリノリとなってきた。まだ何曲も歌ってないのだが………。

 変化に富むのが、みなさんのお顔だ。(失礼!)歌っている時はどーしても「しかめっ面」。歌い終わると「えびす顔」に早変わりだ。
 深浦のうたごえでは、初回から「ともしび歌集」を使っているが、やはり文字の大きさが、早変わりの原因のようだ。あとで、「110曲集」(警察ではなく、ともしびが最近作った歌集)というのを見せて貰ったが、これは文字が大きく、とても見やすい。

 昨年から併用しているのが、亀戸なつかし会の「もう一つのうたの世界」というA4版の歌集。これは文字が大きいので、歌い始めから「えびす顔」である。しかし、ともしび歌集をA4版に直すと、厚さはどれくらい???
 そうそう、歌集ついでに………。バスツアーご一行(後で聞いた話だが、往復で250曲超を歌いまくったとか)の歌集もなかなかgoo−である。
 B5版で190曲。体裁よくまとまっている。のびのエーちゃんとマルちゃんの力作である。何事、皆さんがワイワイ楽しむためには、どっかで誰かが縁の下の力持ちをやらないと、駄目なんですね。目立たないけどね。 あららー、皆さんの表情の話が………、閑話休題です。m(_ _)m

 一息ついたところで、唐土さんがから、今年の伴奏陣の紹介。各自マイクを握って自己紹介となった。メンバーは一覧としたので、それを参照くださればありがたい。

 それにしても、今年の伴奏陣は濃くなった。ピアノ+アコ3+ギター2+Wベースだから、音に厚みがある。しかし、この伴奏陣は深浦のうたごえ専属ではない。今日始めて合わせるメンバーである。バンドマスターがいないと大変だ。

開会宣言でお疲れ……
ぺーじとっぷ

伴奏陣
ピアノ 石黒アヤ子さん 秋田合唱団(秋田市)
アコーディオン 棚橋 晴生さん 元わらび座(能代市)
長尾 勉さん 亀戸なつかし会
佐々木 勁さん 元秋田合唱団(由利本荘市)
ギター 田沼 義昭さん 秋田合唱団(秋田市)
柏  潤さん 元うたごえ若人(宮城県)
トランペット 松平 晃さん 社会派トランペッター(川崎市)
Wベース bunbun サークルおけら(青森県)
スタッフ
音響 大平さん 青森うたごえ
録音 エグさん&ナオちゃん 秋田合唱団(秋田市)
撮影 bunキカ サークルおけら(青森県)
ぺーじとっぷ

 今回の仕切り役は、アコのもんもんさんがやってくれた。おかげでスンナリと伴奏に入れる。ここら辺が歴戦の強者達のすごいところで、勘所を押さえると大方きちっと始まり、きちっと終わる。これじゃー、歌ってる方も気分がいいのではないかと思う。

 Wベース。うたごえでは、あっても無くてもいい楽器で、あれば音に厚みが出る。あっても無くても、ということは目立っちゃーいけないということで、日頃は余りデカク弾かないのだが、今回はかなりボリュームUPで弾けた。さすがに気分壮快である。即席で、こんだけだから、練習してうたごえバンドを組む。。そんで、あっちこっちのうたごえに乗り込んで伴奏三昧………。これも面白そーですねー。

うたごえ20分後
 次ぎも、うたごえ喫茶ではお馴染みの「たんぽぽ」。おっ、kyoukoちゃんが登場だ。深浦のうたごえではお馴染みの顔。2度3度「kyoukoちゃーん」と声がかかる。誰かと思ったら、bunママでした。

 手話と言えば彼女、彼女と言えば手話。このごろはボディなんちゃらとか言ってるが、手話は手話。彼女のは優しくて大きくて、思わず真似したくなるような手話である。会場は立つ人、座ってる人いろいろだが、概ね手と口を動かしていたようで、彼女の影響力は大したもんである。

 続いて「遠い世界に」。これもそのまんま手話が続く。ここは難しいのか、余り真似をする方がいなかったようであった。終わってkyoukoちゃんに大拍手である。ここで、オラは個人的に休憩だ。
 曲はたしかロシア民謡だったような………。

たんぽぽで「手話っち!」
 おっ、会場がシーン………。唐土久美子ライブになっておりました。歌は「パリの屋根の下で」。シャンソンの定番。こういう曲を歌わせると、唐土さんは生き生きしてますね。
 会場は………、見渡しても歌ってる方は無し。皆さん唐土さんの声に聞き惚れている感じだ。

 続いてお得意の「津軽のふるさと」。美空ひばりの「りんご園の少女」の主題歌である。このこの曲、会場のみなさん、とくに深浦の皆さんは勿論、弘前や五所川原や青森の方が口ずさんでおりました。美空びばり+映画ですから、皆さん思い出多き曲なんですね。

 オラの元同僚のichitaくんなんぞは、「いいなぁー、いいなぁー、我ぁーこの歌、すぎでさぁー。いい声だっきゃ!」と、半分泣いてましたし、深浦のyosidaさんも「いい声だなぁー」と、感嘆しきりでありました。

■歌った曲目■■
1 カチューシャ  3.00
2 リンゴの唄  
3 里の秋  
4 小さい秋みつけた  
5 たんぽぽ 手話付き  
6 遠い世界に 手話付き  
7 (なだ)そうそう  
8 川岸のベンチで  
9 パリの屋根の下で 唐土さん
10 津軽のふるさと 唐土さん
11 北上夜曲
12 風よあなたは 東京組
13 気球に乗ってどこまでも
14 青春 5.00
ぺーじとっぷ
 唐土さんライブが終わって、両手を広げたポーズの臼井さん登場。うたごえtime再開だ。bunママとkyoukoちゃんがマイクの前に乱入した「北上夜曲」が終わって、バスツアー東京組がぞろぞろと………。

 是非紹介したい曲ということで、池田さん(今回はバスツアーに参加)作詞作曲の「風よあなたは」を全員で紹介してくれた。この曲は、2006年にトミに行った際、池田さんがオラに譜面をくれたので、帰ってすぐにUPした曲である。覚えたい方は、クリックしてみてください。

風よあなたは(白黒チェックが池田さん)
 さぁー、第1部のlastだ。曲は何と「青春」。さて今回は「♪〜無くしたくなーい」を何回くり返すものやら………。歌っても伴奏しても疲れる曲ではある。この曲にはフリが付いてる。それも2つもある。足を交差しながら、「♪〜無くしたく」で腕をグッと自分に引きつけ………、振り向きざま腕を伸ばし………。というのと、両手を前に出したり、足を上げたりと、見た目派手な奴と。団塊±5歳くらいは、概略前者のようである。

 あらら、皆さんフリをつけて歌うつもりか、立ち上がって壁際ですよ。この曲はノリがいいから、Wベースもノリノリなんで、あんこを出さないように気を付けないと………。前も後ろも脇でも、笑顔でフリを、笑顔で歌を………。「うたごえって、こんなに楽しいもんかい!」 てな顔で身体を動かしてますよ。

東京組の青春群像!

仙台組の青春群像!
 さて3番だ。「♪〜無くしたく………」に入った。繰り返しは何回か??? ワン・ツー・スリー・フォー「♪〜無くしたく………」。おっ、一日目だ。期待とヤダなぁーの相反する気分でWベースを弾く。あらら、あら! お・終わってしまった! 何と、たったの1回くり返しただけで、終わってしまいましたよ………。やっぱベンちゃんがいないと、駄目かぁー。

 会場は割れんばかりの拍手でした。手足を動かして、声高らかに歌える曲で締めるなんざぁー、さすが臼井・唐土組ですね。みなさん、腹一杯歌った!という顔してました。終了は6:00ピッタリ。、お疲れさまでした。
ぺーじとっぷ

■第2部(トランペット・ミニミニ・コンサート)■■

深浦の秋その3(ムラサキシキブ)

 第1部では、会場をニコニコとあちこち巡り歩いていた、まっぴらさんとこトランペットの松平さんだが、休憩時間後半には姿を隠した。あれー、もう始まるのにぃー………と思っていたら、ステージ衣装に着替え中だったんですね。

 さて、定刻の6:15、山形のムラサキ君も真っ青という、素敵なムラサキ色のシャツ姿で登場だ。オラが四の五の紹介したところで、時間の無駄だ。「始めまーす!」だけしゃべって、バトンタッチ。
 第一曲目は「ケサラ」。いいですねー………。トランペットの澄み切った音色が会場一杯に広がってゆきます。まるで音の中に吸い込まれて行きそうな感じだ。吹いているのに吸い込まれる!は相反する言い回しだが、そーだから書きようがない。聴いてる皆さんの顔も、優しくてとてもいい。


まずはケサラ
 一曲目が終わって、まっぴらさんの自己紹介。この語りが上手い。淡々としていつつ、雄弁かつ優しいという………、やっぱ年間200ステージをこなしているだけのことはある。会場は一点に集中!という感じだ。

 2曲目はガラリと雰囲気を変えて民謡調。というかそのもの。「焼き米つき唄」という曲。ほー、トランペットは洋楽用かなと思って(思いこみってーのは、どーしようもないですね)いたら、何ぼでも合うんですね。

 この意外性というか、思いこみをガシャーンと打ち砕くのも、生のコンサートならではです。 ええぃ! 思いこみついでに思いこみを書いておこう。トランペットというとファンファーレ。ファンファーレ=派手。ブラバンの中でも、topクラスで目立つ楽器。
 うたごえ=平凡。よって、うたごえの中でトランペットの果たす役割は何ぞや??? ということで、うたごえにトランペトは合わないんじゃー無いかと、内心思っていたのである。

 が、そんなんは杞憂でした。第3部でもっとトランペットの素晴らしさを体験するのであるが、自分で聴いた音色、会場のみなさんの顔が証拠!ということである。

うたごえの許容範囲は無限なのかもしれませんね。まぁー、思いこみがあるから、幾つになっても新鮮な驚きに出会えるんですがね。

 おろろ………、今度は汚ねぇラッパを取り出しました。金ピカのトランペットとは大違い。真鍮色に光ってるのは持つ部分だけという、見たからに年代物だ。ピストンは無し。こいつで何を………。

焼き米つき唄        
ぺーじとっぷ

 後で聞いたら、このラッパは100年前の、海軍のものなのだそーだ。マークも錨で納得だったが、吹口がネジネジになっている。大方のラッパはただ挿すだけだが、そこが一番違う点みたいである。「何ーでか???」「それはネ、海軍でしょ。」「周りが海だから。」「吹口が差し込みだと、ボチャン!の可能性がデカイ!」からだそーです。
 昔から、日本の海軍と陸軍は余り仲がよくなかったのも、仕様の違いかもしれない。おっと、閑話休題だ。

消灯ラッパ(また寝て、泣くのかなー)
 今回は、まっぴらさんがラッパを吹く。会場のみなさんが何の合図かを当てるという趣向らしい。「パッパ パッパ パッパッパッパー」くらいで、皆さんから「めし、めし」とか「進軍!」とか、声がかかる。
 特にステージ側から左方向からの声が多かったような気がする。ほとんど正解であった。戦後60年余を経ても正解ですから、戦前は当たり前の信号だったのでしょう。

 まっぴらさんの解説がよかった。メロディに合わせて語呂合わせがある。
 例えば突撃ラッパ。「出てくる敵は、みなみな殺せ、出てくる敵は、みなみな殺せ」だとか、消灯ラッパだと「新兵さんは可哀想だね、また寝て泣くのかなー」だそうです。上手い語呂合わせではあるのですが、嫌なラッパではあります。

■演奏した曲目■■
1 ケ・サラ  
2 焼き米つき唄  
3 信号ラッパ (100年前の軍隊ラッパ)  
4 夜空のトランペット  
5 千の風になって  
6 (喜納)  
7 東京ブギウギ  
ぺーじとっぷ


ペットの音色にうっとり………

 それにしても、このラッパは朝顔形の管をクルクル巻いただけの楽器です。そいつであんだけのメロディが成立するのが変だ。(これも思いこみ???)全てを唇で管理しているんでしょうね。ギターで言うチョーキングなんてへっちゃら見たいですね。これもすごいテクニックだと、感服つかまつった軍隊ラッパのひびきでした。

 引き続いて、有名な「夜空のトランペット」。軍隊ラッパで吹けるんですね。これもビックリの演出でした。バックにカラオケが流れる頃には金ピカのトランペットに持ち替えての演奏でしたが、吹く楽器には全く知識のないオラにとっては、驚きの連荘(れんちゃん)でしたよ。

 続いて「千の風になって」と「花(喜納)」。この2曲は、まっぴらさんが会場と共に歌いたい曲のようで、それまで目を輝かして聞いていた皆さん、やおらメガネをかけ直して歌集のページを探す。

さぁー手拍子手拍子

へぇー…… 深浦のみなさん
 オラは後ろで聞いていたが、バックのカラオケがちょっと小さめで、よく聞こえず。会場の皆さん少々押さえ気味で歌っておられました。そー言えば、マイクもあまり調子がよくないような………。まぁー、あくまで気持ちの問題みたいですがね。

 まっぴらさんのlastは、憲法が出来た時に作られた歌!ということで「東京ブギウギ」。曲の最後「東京ブギウギ!」のところで「ヘイ!」と声をかけるのだそうだ。皆さん、手拍子でノリノリ、んで最後に「ヘイ!」。会場は「やったぁー」という顔つきで、みんなニコニコ。まっぴらさん。「ほんとの最後は、こーやって両手で輪を作りましょう!」だと。「ヘイ!」+「輪」=「平和!」ちゅーこっちゃ! なーるほど。

 会場全体で「ヘイ!輪」を決めて、まっぴらさんのミニ・コンサートは終了。会場は大満足状態であった。時間はピッタシ開始30分後。

来て(聴で)いがったぁー
 ここで言わなきゃいいものを、オラがしゃしゃり出て「アンコールは???」。と、会場がその気になったところで、まっぴらさんがマイクの前に出てきた。コリャー、もう一曲と思ったら。「私は帝国主義者でね………」と曰う。危ないお方だと思いきや、帝国は定刻なんですね。お勤めも、無遅刻・無欠勤の定刻主義者なんだそーです。「もっと聴きたい方々のために、後ろの方にCDを………」。で、またまた大拍手。ちなみに、次の休憩でCDはあらかた無くなったそうです。やっぱ、生演奏にまさるものはございません。

 まっぴらさん!ラッパの響きは、まっひらさんの人柄のごとく、清新なトーンを深浦の空に響かせてくれました。ありがとうございました。
ぺーじとっぷ