・うたごえ in bunbunち ・白神山地のフェアリー ・うたごえ(第1部) ・唐土久美子ミニコン ・うたごえ(第3部)
・深浦のうたごえ交流会 ・そして、3日目の朝が…   深浦のうたごえ おけらとっぷ
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■ 一人、また一人と地元の方が集まってきた。ここ25年もうたごえ喫茶をやってないから、何人来てくれるか心配ではあったが………。

■ 会場が8割くらい埋まってきた。日頃見慣れた顔、顔、顔だ。少し安心する。
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■2日目「10月12日(日)」■



■深浦のうたごえ「準備中………」■■
会場(深浦中央公民館)は、もうすっかり出来上がっていた。オラは椅子を出すだけと思っていたが、長テーブルを向かい合わせに配置して会議でもできそうである。最初は喫茶店を考えていたが、こっちの方がずーっとあずましい。(広々して、気分がゆったりの意) フクロウさん達はさすが手早い。アンプ・ミキサー・マイク・スタンド・スピーカーと、音響設備のセッティングも手慣れたものである。フクロウさん達はランクルにこの資材を載せ、かつ5人をぎゅうぎゅうに詰めて、東京から来てくれた。まったく頭が下がる。唐土さんとOryさんはコンサートの音合わせ。やっぱりプロなんだー。

 秋田合唱団の皆さまも到着していた。三四郎くんもエグさんもビーさんも、そしてダンサーズの皆さんだ。夏の母親大会以来である。おっと、エグさんとはバラライカで会ったっけ。
 仙台のスケさんも佐藤さんも懸命に手伝ってくれていた。ありがたやありがたやである。

 一段落して、田中旅館からの夕食の出前。おにぎりにお新香と思いきやお弁当であった。気を使わせてしまった。bunbun家の奥さま(まだbunmamaではない)がお得意の山菜の煮付けを差し入れ。これが大好評で、あっという間に短いタケノコしか残らなかった。

 受付は現地スタッフの奥さま。隣のテーブルには唐土さんのCDが並べられ、おヒゲの立派な山男、酒井さんと高橋がお留守番。頼んでいたビデオ撮影隊が約1名やって来た。会場の様子を見てドラムを叩きたいと言う。すかさずOKした。(これが後ほど、残念な結果につながるのだが………)

 伴奏の陣容は、ピアノ、アコーディオン、ギター、Wベース、ドラムス、シンセサイザーである。東京のともしびはアコとピアノ、仙台のバラライカはアコかピアノである。深浦のうたごえの伴奏陣は「ギョェー!」である。シンセなんかプロ中のプロだ。

 あららー、アクシデント発生。コーヒーメーカーと湯沸かしとアンプを繋いだら、ブレーカーが落ちたらしい。30年も前の建物だからアンペア数が少ないんだ。幸いフクロウさんが配電盤を点検して、敗者復活となった。大したもんだ。将来、うたごえフクロウ便を始めるらしいが、彼なら大丈夫だろう。

■深浦のうたごえ「第1部」■■

 JST17:30ジャスト、「深浦のうたごえ」の幕開けだ。
 いつもと違って、ラフな青いチェックのシャツで決めた主催者のbunbun(かなり、緊張気味である)が、開会のご挨拶をする。「エー、25年ぶりのうたごえ公民館です………。」 めぐせはんて、以下省略
 パチパチと穏やかな(?)拍手が返ってくる。皆さん、まだかなりぎこちない。しょうがない、挨拶のbunbunがぎこちないんだから。

 フクロウさんが、シャブカ(ロシアのお帽子)をかぶり青いルパシカ姿で登場。深浦のうたごえ第一部の開始だ。
 目立つ裏方を自称するだけあって、あっという間に会場を和ませてしまった。おそるべし!フクロウの話術。これでつかみはOK!である。

 出だしは「若者たち」。まぁー妥当な第一歩ではある。実を言うと、前日に今回のプログラムの打ち合わせをやることになっていた。しかし、フクロウさんもエーちゃんもオラも完璧に無視した。二の膳付のご馳走を目の前にして、プログラムの打ち合わせなんか、誰がするかい!ワンツカ気にはなったが、フクロウ便に何か書いてあるだろうと、お任せメニューにした。

 フクロウさんは司会を年中やっているから、とても安心感がある。3曲4曲と続けていくうちに会場が次第に一つの輪ができ始めたのが分かる。


ぺーじとっぷ

 bunbunは、Wベースがお留守になっていたので、久しぶりに弾くことにした。midiをやるようになってから、楽器に触れることが極端に少なくなった。ギターだって夏に「鉄ちゃん」とこで飲みながら弾いたっきり………。このWべースだって、ここ15年ほどbunbunのネクタイ掛けに使用されているんだ。(>_<)

 昔取ったきねづかだし、何とかなるだろうと思ったが、25年のブランクはデカイ!3コードくらいならいいが、「若者たち」でメジャー&マイナーが混じってくると、ついて行けない。

 ギターだと手が勝手に弾いてくれるが、Wベースは無理だ。考えると遅れ気味になる。会沢さんの分厚い楽譜を覗き見したが、字が細かくてよく見えない。そのうち指が痛くなってきた。エレキベースと違って押さえに「力」が要る。弦もしっかり指をかけないと音がくぐもる。5−6曲やって、とうとう諦めた。不甲斐ない。(>_<)

 エーちゃんもマルちゃんも、そしてはるかさんも歌いまくっている。特にはるかさんは出番が多く、最初からフルパワーで、とても元気だ。
●演奏●

 伴奏陣も忙しい。ピアノ(公民館のアップライト)のもんもんさんはもくもくと弾いている。どこでもそうだがピアノの方は可愛そうだ。いつでも皆さんにお尻を向けざるを得ない………。ギターの会ちゃんは愛用のギターでご機嫌そうだ。アコーディオンのイデちゃんは、相変わらずの冷静さを装って弾いている。そして飛び入りのドラマーこうじくんだ。一番乗っているのは彼かも知れない。
 Wべースは誰からも相手にされず、淋しくスタンドに立ったままだ。

 ピアノもアコもギターも、厚さ5cmはあろうかという分厚い楽譜集を使っている。ともしびの歌集に会わせて、会ちゃんが半年も掛けて作った代物だ。
 司会が「遠い世界に。歌集の**ページ」と言えば、すぐさま演奏でるのは、この楽譜集のおかげだった。
 うたごえの縁の下を支える縁石だ。こんな地道な努力が積み重なって、うたごえが楽しく盛り上がることになる。まったく頭が下がる。

●歌集●

 歌集ととリクエストカードはフクロウさんが用意してくれた。ともしび歌集が100冊ほどアタッシュの中にギシッ!と詰まっていた。用意周到+準備万端、いつでもどこでもうたごえが出来るようになっている。ランクルフクロウ便は動く「うたごえ喫茶」だ。

 歌集で気が付いたことがある。歌集を見る時に、話(離)せば分かる方が多かった。文字が小さいのだろう。
 ただ、大きめの文字は目に優しいが、ページ数が増える。増えると厚く重い………。全曲、コールが入れば良いのだろうが、そうも行かないし………。ちょっとした隘路だ。少し考えてみよう。
●写真●

 田戸さん、エーちゃん、マルちゃん、秋田のビーさん、三四郎くんと、会場の様子を撮りまくっている。
 特に田戸さんはほとんど歌っていないと思われる。ここと思えばまたあちらで、激写の連続だ。エーちゃんは椅子を脚立代わりにしてビデオをチョコチョコ撮っている。こいつはあとでいただきだ。

●コーヒー●

 コーヒーは静岡のコロポさんがごっそりとプレゼントしてくれた。ありがたかった。会場のコーヒー係はオラホの熊さんと竹さんのお二人。足りなくなったらどーしようと心配したのだが、お二人の「気配り+目配り」で、次々のお代わりにも関わらず、いつでもおnewのコーヒーが準備されていた。さすが、お二人とも年季が………(あっ、蛇足?)
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■歌った曲目■■
1 若者たち (2:08)
2 空よ (2:34)
3 遠い世界に (4:15)
4 カチューシャ (1:51)
5 トロイカ (1:24)
6 フニクリフニクラ (2:27)
7 青い山脈 (2:03)
8 あざみの歌 (2:53)
9 もみじ (1:51)
10 今この時代に (4:14)
11 アンニーローリー (2:33)
12 涙そうそう (3:09)
13 ケ・サラ (5:13)
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 会場もいい雰囲気になって、マイクの前の人だかりが絶えない。皆さんいい笑顔だ。カラオケは歌い手が主人公で、間違うと(まぁ、大抵間違ってるけど…)騒音や雑音の洪水になる。拍手もお義理でしないとなんないし………。同じ「青い山脈」でも楽しみ方がまったく違う。会場のみんなが主人公になっているのが「うたごえ」である。拍手も自分用だから、惜しみない拍手ということになる。
 フクロウさんの「ナバホ族」の話と「ケ・サラ」で第一部は終了した。

■深浦のうたごえ「第2部 (唐土久美子ミニミニコンサート)」■■

ぺーじとっぷ
 唐土久美子ミニコンサートが始まった。伴奏は専属のOryさん。唐土さんとはうたごえ喫茶で何回かご一緒したが、うたごえの好きな歌のうまい方ぐらいの認識しかなかった。 が、今日は違う。ぜんぜん違う。本物の歌手だった。

 声も顔も別人みたいだ。沸壺の池でもよく通る声だったが、マイクを握るとつやがあって迫力が違う。プロと言ってしまえばそれまでだが、ご自分の「白神山地の歌」はもちろん、一曲残らず唐土久美子の歌にしてしまっている。

 加えて、Oryさんのバックも最高であった。昨夜もbunbunピアノを弾いてくれたのだが、bunbunピアノが大変身で「嘘だろーー!」という音を出していた。(あとで触ったら、やっぱりbunbunピアノだったけど…)シンセサイザーなのが、残念!
 深浦のうたごえ用は「リンゴ追分」だったが、唐土久美子を余すことなく出していて、オラとしては、美空ひばりを完全に凌駕していると思ったけどな………。

■歌った曲目■■
1 コンドルは飛んで行く (3:22)
2 いつも何度でも (7:37)
3 白神山地の歌 (動画 (3:32)
4 りんご追分 (5:47)
5 地上の星 (3:49)
    


 あららー、会場の皆さん、拍手も忘れて聴き惚れている。アンコールも出ない。皆さん、余りの素晴らしさと迫力に、どっちも忘れてしまったらしい。とにかく迫力のあるミニコンサートであった。唐土さんエーンドOryさんに感謝!
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