熱河離宮(Eb)
満州唱歌・尋常6年(昭和2)

作詞
作曲
作者不詳


離宮の朝の 池静か
花紅 咲きそろふ、
蓮の白露 ゆらがして、
鶴おほらかに 舞ひたてば、
  ■古りし行幸の しのばるる。

勢威をほこる 太后も、
出で歩ましし 丘道の、
松の林に 鳴く小鳥、
咲きをしきりに 散る萩に、
  ■ありし姿の しのばるる。

塔にかがよふ 陽はうらら、
緑も映ゆる 庭草に、
寵になれたる 斑濃き、
小鹿の群の さまよひて、
  ■過ぎし栄えの しのばるる。


歌詞:10/04/19/midi:10/05/10