白塔(Eb)
満州唱歌・尋常6年(昭和2)

作詞
作曲
作者不詳


露をふくめる 朝風に
柳の若葉 かほるとき、
百千むらどり(群鳥) 飛びかひて、
  ■日に輝くや、春の白塔。

あらがねとかす 真昼日を
さけて樹蔭に 一時の、
夢をたのしむ 人の群、
  ■守りて立つや、夏の白塔。

夜嵐いつか 吹き止みて、
落葉に霜の 白きとき、
雲井を渡る かりがね(雁がね)
  ■声もさびしや、秋の白塔。

雪野黄金に 染めなして、
夕日しずかに 沈むとき、
鐘うちならし 着く汽車の
  ■窓にせまるや、冬の白塔。


歌詞:10/04/19/midi:10/05/15