1 |
港を遠く幾千里
太平洋の中に出て
逆巻く波と戦いつ
夜も日も守る軍艦旗
■仰げば熱い目が潤む
|
4 |
国に召されて海行かば
水漬く屍とこの命
捨てる覚悟じゃいるけれど
手柄祈ると言うて来た
■故郷の親が忘られぬ
|
2 |
吹雪は荒ぶ北の果
骨まで凍る冬の夜も
敵の見張りの甲板で
飛沫を浴びるこの胸に
■海国男児の血が燃える
|
5 |
荒波分けて突き進む
苦労も何の大陸に
挙がる勝鬨聞いた時
思わず叫ぶ万歳の
■響は雲に届いたぞ
|
3 |
椰子の葉そよぐ珊瑚礁
砲さえ焼ける炎熱の
赤道越えてなお遥か
旗風強く日の丸を
■立てて乗り切る意気を見よ |
|
|