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太平洋の波の上
昇る朝日に照り映えて
天そそり立つ富士ヶ峰の
永久に揺がぬ大八洲
君の御楯と選ばれて
■集まり学ぶ身の幸よ
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5 |
学びの海の幾千尋
分け入る底は深くとも
立てし心の撓みなく
努め励みて進みなば
竜の顎の玉をさへ
■いかで取り得ぬことやある
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2 |
誉も高き楠の
深きかをりを慕ひつつ
鋭心磨く我等には
見るも勇まし春ごとに
赤き心に咲き出づる
■市ヶ谷台の若桜
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6 |
思へば畏こ年毎に
行幸ましつる大君の
玉歩の跡も度しげく
賤に交じりて皇子の
学びまししも我が庭ぞ
(今も親しくおはします)
■実に光栄の極みかな
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3 |
隙ゆく駒のたゆみなく
文武の道にいそしめば
土さへ裂くる夏の日も
手にぎる筆に花開き
星闌干の霜の晨
■揮ふ剣に竜躍る
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7 |
いざや奮ひて登らばや
困苦の岩根踏みさくみ
理想の嶺に意気高く
鍛へ鍛うる鉄脚の
歩毎聞かずや誠心を
■国に捧ぐる其の響
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4 |
戸山代々木の野嵐に
武を練る声も勇ましく
露営の夢を結びては
身を習志野の草枕
水路はるけき館山に
■抜き手翡翠のあざやかさ |
8 |
ああ山ゆかば草むすも
ああ海ゆかば水漬くとも
など顧みんこの屍
我等を股肱とのたまひて
いつくしみます大君の
■深き仁慈を仰ぎては |