ラバウル小唄(A)
原曲:南洋航路/昭和19年

作詞
作曲
若杉雄三郎
島口 駒夫

さらばラバウルよ又来るまでは
しばし別れの涙がにじむ
恋しなつかしあの島見れば
 ■椰子の葉かげに十字星

波のしぶきで眠れぬ夜は
語りあかそよデッキの上で
星がまたたくあの星見れば
 ■くわえ煙草もほろにがい

船は出てゆく港の沖へ
愛しあの娘のうちふるハンカチ
声をしのんで心で泣いて
 ■両手合せてありがとう
赤い夕陽が波間に沈む
果ては何処ぞ水平線よ
今日も遥々南洋航路
 ■男船乗りかもめ鳥


歌詞:10/07/02/midi:
■ラバウル:パプアニューギニア領ニューブリテン島のガゼル半島東側、良港シンプソン湾を臨む都市。東ニューブリテン州の州都。
 第二次世界大戦中の1942年には日本軍が占領し、東南方面への一大拠点が築かれた。ラバウル航空隊の基地があり、陸海軍合わせて9万余の日本軍が配置された。