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事ある時は武士の
身も「不知火」の「筑紫」潟
尽せや共に「千早」ぶる
■神の守りの我が国に
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「対馬」「金剛」「宇治」「初瀬」
みなわが歴史のあるところ
「豊橋」かけて「大島」に
■渡る利器こそこの船よ
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「吾妻」に広き「武蔵」野も
「宮古」となりて栄えゆく
我が「日進」の君が代は
■「白雲」蹴立つる「天竜」か
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敵艦近く現はれば
「陽炎」よりも速やかに
水雷艇を突き入れて
■ただ「夕霧」と砕くべし
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大空高く舞ひ翔る
「隼」「小鷹」「速鳥」の
迅き羽風に掃はれて
■散る「薄雲」は跡もなし
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「暁」寒き山颪
「漣」たてて「福竜」の
群る敵をしりぞけん
■勲はすべて我にあり
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鳴る「雷」も「電」も
ひと「村雨」の間にて
「東雲」霽るる「叢雲」に
■交じる「浅間」の朝煙
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護れや日本帝国を
万々歳の後までも
「鎮遠」「済遠」「平遠」艦
■「鎮東」「鎮西」「鎮南」艦
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今も「霞」の「八雲」たつ
「出雲」「八重山」「比叡」「愛宕」
「磐手」「磐城」「鳥海」山
■それより堅き我が海軍 |
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輝く国旗さしたてて
海外万里の外までも
進めや「鎮北」「鎮中」艦
■進めや「鎮辺」「操江」艦 |