南京爆撃の歌【A】
昭和12年

作詞
作曲
松島慶三
海軍軍楽隊

吼え立つ嵐飛ぶ霰
怒涛は天に逆巻きて
暗雲低く乱るれば
■行手は夜に異ならず

難航突破幾千里
雲間に見ゆる紫金山
いでや我等が腕見よと
■全速爆進急降下

頼む愛機のコンパスに
進路は目指す敵の首都
南京城を屠らずば
■生きて再び還らじと

爆煙高く天を衝き
眼下に砕く格納庫
飛び立つ敵の幾十機
■木葉と乱れ落ちて行く

覚悟も堅き鉢巻に
腰にたばさむ日本刀
ハンドル堅く握り締め
■只報国の意気燃ゆる
航空史上空前の
威力をここに示しつつ
凱歌に晴るる大空に
■銀翼高し朝の風


歌詞:10/07/21/midi: