道は六百八十里(A)
原題:凱旋/明治24年

作詞
作曲
石黒 行平
永井 建子


道は六百八十里 長門の浦を 船出して
はや二(ふた)とせを 故郷(ふるさと)
山を遙かに 眺むれば
曇り勝ちなる 旅の空
晴らさにゃならぬ 日の本の
御国の為と 思いなば
露より脆(もろ)き 人の身は
  ■ここが 命のすてどころ
  ■身には たま傷つるぎ傷

負えどもつけぬ赤十字 猛き味方の勢いに
敵の運命 きわまりて
脱ぎし兜(かぶと)を 鉾(ほこ)の先
刺してぞ帰る 勝ちいくさ
空の曇りも 今日晴れて
一際高き 富士の山
嶺の白雪 消ゆるとも
  ■勲(いさお)を立てし ますらおの
  ■ほまれは長く 尽きざらん


歌詞:10/07/02/midi: