1 |
母の背中にちさい手で
振ったあの日の日の丸の
遠いほのかな思い出が
胸に燃え立つ愛国の
■血潮の中にまだ残る
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4 |
去年の秋よ強者(つわもの)に
召出(めしい)だされて日の丸を
敵の城頭(じょうとう)高々と
一番乗りにうち立てた
■手柄はためく勝ちいくさ
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2 |
梅に桜にまた菊に
いつも掲げた日の丸の
光仰いだ故郷(くに)の家
忠と孝とをその門で
■誓って伸びた健男児
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5 |
永久(とわ)に栄える日本の
国の章(しるし)の日の丸が
光そそげば果てもない
地球の上に朝が来る
■平和かがやく朝がくる
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3 |
ひとりの姉が嫁ぐ宵
買ったばかりの日の丸を
運ぶ箪笥の抽斗へ
母が納めた感激を
■今も思えば目がうるむ |
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