軍人勅諭(海軍)/(A)
明治34年

作詞
作曲
作者不詳
田中穂積

軍人たるの 本分は
心は忠に 気は勇み
義は山よりも 尚重く
■死をば軽(かろ)しと覚悟せよ

信義に厚きは 軍人の
花にしあれば 後先を
深く考え かりそめに
■事な謀りそ くれぐれも

又も礼儀を つつしみて
(かみ)を敬い 上(うえ)よりは
(しも)を愛して 一すじに
■和諧(わかい)を 旨と心せよ

驕奢(きょうしゃ)に流れ軽薄に
(はし)るは 兵の弱きもと
常に質素を 旨として
■慾と華美とに 遠ざかれ

武勇は古来 我国の
誉れぞ勉め 励めかし
されど粗暴を 慎みて
■胆力練りて よく謀(はか)
此の五箇条は天の道
人の道なりたましいぞ
かしこみ守れと大御言(おおみこと)
■いそしみ守れ 我が武夫


歌詞:10/07/02/midi: