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澎湃(ほうはい)寄する 海原の
大波砕け 散るところ
常磐の松の みどり濃き
秀麗(しゅうれい)の国 秋津州
有史悠々数千載(すうせんざい)
■皇謨(こうぼ)仰げば 弥(いや)高し
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短艇海に 浮かべては
鉄腕櫂(かい)も 撓(たわ)むかな
銃剣とりて 下り立てば
軍容粛々 声もなし
いざ蓋世(がいせい)の 気を負いて
■不抜の意気を 鍛わばや
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2 |
玲瓏(れいろう)聳(そび)ゆる 東海の
芙蓉の嶺を 仰ぎては
神州男児の 熱血に
我が胸さらに 躍るかな
ああ 光栄の国柱
■護らで止まじ 身を捨てて
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5 |
見よ西欧に 咲き誇る
文化の影に 憂い有り
太平洋を 顧(かえ)り見よ
東亜の空に 雲暗し
今にして 我勉(つと)めずば
■護国の任を 誰(たれ)か負う
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古鷹山下 水清く
松籟(まつかぜ)の音 冴ゆるとき
明け離れ行く 能美島の
影 紫にかすむ時
進取尚武(しんしゅしょうぶ)の 旗上げて
■送り迎えん 四つの年 |
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ああ 江田島の健男児
時到りなば 雲喚(よ)びて
天翔(てんか)け行かん 蛟龍(こうりゅう)の
地に潜むにも 似たるかな
斃(たお)れて後に 止まんとは
■我が真心の 呼(さけ)びなれ |