アッツ島血戦勇士顕彰国民歌／うたごえサークルおけら

作詞
作曲

裏巽久信
山田耕筰

１	刃も凍る北海の御楯と立ちて二千余士精鋭こぞるアツツ島 ■山崎大佐指揮を執る	６	一兵の援、一弾の補給を乞はず敵情を電波に託す二千キロ ■波頭に映る星寒し
●陸軍省報道部推薦歌曲／朝日新聞社撰定
２	時これ五月十二日暁こむる霧深く突如と襲ふ敵二万 ■南に邀へ北に撃つ	７	折柄拝す大御言生死問はぬ益良雄がただ感激の涙呑む ■降りしく敵の弾丸の中
３	陸海敵の猛攻にわが反撃は火を吐けど巨弾は落ちて地を抉り ■山容ために改まる	８	他に策なきにあらねども武名はやはか穢すべき傷病兵は自決して ■魂魄ともに戦へり
４	血戦死闘十八夜烈々の士気天を衝き敵六千は屠れども ■吾また多く喪へり	９	残れる勇士百有余遥かに皇居伏し拝み敢然鬨と諸共に ■敵主力へと玉砕す
５	火砲はすべて摧け飛び僅かに銃剣、手（て）榴弾寄せ来る敵と相搏ちて ■血汐は花と雪に染む	10	ああ皇軍の神髄に久遠の大義生かしたる忠魂のあとうけ継ぎて ■撃ちてし止まむ醜の仇

歌詞：10/07/07／ｍｉｄｉ：