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くにを出てから 幾月ぞ
ともに死ぬ気で この馬と
攻めて進んだ 山や河
■とった手綱に 血が通う
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4: |
慰問袋の お守札を
掛けて戦う この栗毛
ちりにまみれた 髭面に
■なんでなつくか 顔よせて
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2: |
昨日陥した トーチカで
今日は仮寝の たかいびき
馬よぐっすり 眠れたか
■明日の戦は 手強いぞ
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5: |
伊達にはとらぬ この剣
まっさき駈けて 突っこめば
何ともろいぞ 敵の陣
■馬よいななけ 勝鬨だ
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弾丸の雨降る 濁流を
お前たより に乗り切って
つとめ果した あの時は
■泣いて秣を 食わしたぞ |
6: |
お前の背に 日の丸を
立てて入場 この凱歌
兵に劣らぬ 天晴れの
■勲は永く 忘れぬぞ |