笠置落(Gm)
小学新唱歌5/昭07


作詞
作曲
作者不詳


笠置の山の 行宮(かりみや)
寄せ來る 賊の大軍を
からくも 遁(のが)れ出でまして
  ■闇にまぎれて 落(おち)給ふ

梢をはらふ 山風を
雨の降るかと 聞(きこ)し召し
松の木陰に 避けませば
  ■木(こ)の下 露にぬれ給ふ

いと畏(かしこ)くも 天皇(すめらぎ)
「笠置の山を 出でしより
(あま)が下には 隠れ家も
  ■無し」と 歎かせ給ひけり

亂れたる夜を 「如何にせん
頼む蔭とて 立ち寄れば
(なほ)袖ぬらす下露」と
  ■藤房 袖をぞ絞りける


歌詞:10/05/28/midi:12/12/12-16/02/20/おけらの唱歌