小袖曽我(C)
新訂高等小學唱歌2(男子)/昭和10年


男子用曲
作詞
作曲
作者不詳

曽我十郎祐成(すけなり)
弟 五郎を伴ひて
今を最期の 暇乞(いとまごひ)
■母の許(もと)をぞたづねける

さらば許す と一言葉(ひとことば)
聞くより 五郎は嬉しさに
落つる涙を ふり拂ひ
■ともに首途(かどで)の 物語

母はかねての 誓ゆえ
弟 五郎を遠ざけて
かたく否(いな)むを 祐成が
■兄の情(なさけ)に 取りなしぬ
母の惠に 同胞(はらから)
形見の小袖を 戴きて
いざや狩場の 五月晴
■富士の裾野に 立ち向かふ


歌詞:11/01/17/midi:11/04/28-12/12/04/おけらの唱歌