霰三題(Bb)
新訂高等小學唱歌(第二學年)/昭和10年
作詞
作曲
作者不詳
信時 潔
1
廂
(ひさし)
をたたく 音高く
命あるごと 争ひて
はねて 跳
(をど)
りて
鉢植の 萬年青
(おもと)
の
葉と葉に はさまりて
ただ一粒が 紅
(あけ)
の實に
■ふと並びたる 霰かな
3
村より村へ ひねもすを
手ぶり足ぶり おもしろく
猿をまはして をどらせて
疲れて歸る 猿曳
(さるびき)
の
背に寒寒
(さむざむ)
と 眠りをる
■猿 驚かす 霰かな
2
大空くらく 風うなり
雲の上なる 國原
(くにばら)
に
おぞや いくさの 始まりて
たけなはなりとや それ弾丸の
飛び來る如く 散る如く
■今 降りしきる 霰かな
●異名同曲:
新訂高等小(昭和10)
中等音楽1(昭和22)
歌詞:08/12/16/midi:09/10/14-12/12/04/楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌