雪の行軍(G)
新訂高等小學唱歌(第一學年)/昭和10年


男子用曲
作詞
作曲
作者不詳


暁の 空はひろく
(すえ)(けぶ)る 雪の野原
一面(ひとつら)に 銀(しろがね)(の)べて
朝鳥(あさとり)の 翔(かけ)るも見えず
行けや いざ らららららら
人の跡なき 道を分け
  ■歩(あゆみ)も 軽(かろ)
暁の 空を仰ぎ
勇ましや 雪の行軍
朝戸出(あさとで)の 力は満ちて
冬の威(い)も 頬に涼し
歌へ いざ らららららら
若きわれらの こころをば
  ■調(しらべ)も 軽く

暁の 空の下(もと)
うつくしや 雪の野山
にほひ立つ 山脈(やまなみ)染めて
朝日子(あさひご)の 光(ひかり)流る
友よ いざ らららららら
急げ われらの兎追ふ
  ■麓(ふもと)も 近し


歌詞:08/12/21/midi:09/05/05/おけらの唱歌