八岐の大蛇(F)
尋常小學唱歌(第五學年)/大正2年

作詞
作曲
作者不詳


めぐらす垣根、門(かど)八つ造り
その門毎に 棧敷(さじき)しつらへ
  ■棧敷一つに 酒槽(さかぶね)一つ
  ■その槽槽(ふねふね)に 酒をぞ満てたる
尋常小学(大正02) 新訂尋常(昭和08)
八岐(やまた)の大蛇(をろち) 近づき来り
その門毎に 頭さし入れ
  ■頭一つに 酒槽一つ
  ■酒飲み飲みて 酔ひてぞ臥したる

尊は立ちて、今こそ時と
その御佩(みはかし)の 剱引抜き
  ■一つ一つに、尾頭八つを
  ■切捨てませば、流るる血の川

年毎、人を、来て取食ひし
その醜(しこ)大蛇 ここに滅びて
  ■尾より出でたる 御剣(みつるぎ)一つ
  ■我がすめろぎの 宝とたふとし



歌詞:08/01/26/midi:08/06/12-12/12/12/楽譜:bunbun(2016/07/07)おけらの唱歌