うなゐをとめ(Ab)
明治唱歌第四集/明治22年12月

作詞
作曲
大和田建樹
西洋曲


わか草みじかき 野邊の道を
さきだち送るゝ うなゐをとめ
霞をしるべに いそげいそげ
見えたり望みの
  ■そのはつ花 そのはつ花

行き手をさへぎる いばらあざみ
恐れんものとも 未だ知らじ
たゞ身はたのしき 春の風に
ふれていでたつ
 ■世の初旅 世の初旅


■うないおとめ(菟原娘子)
  摂津国菟原郡(今の兵庫県芦屋市付近)に住んでいたという伝説上の人物。二人の男性から求婚され、悩んだ果てに自殺したという。「万葉集」に納められている物語。
歌詞:08/07/13/midi=09/01/25