上野の岡(D)
明治唱歌 第二集/明治21年12月

作詞
作曲
大和田建樹
モーツァルト


春のさくら 秋のもみじ
ながめたえぬ 上野の岡
知るやむかし あの木陰に
  ■ふりみだれし 矢玉の雨
●原題=春への憧れ
ゆうべ霞む 忍ばず池
岸の火影(ほかげ) たかくひくし
やなぎを吹く風の外(ほか)
  ■いまは聞かぬ ときの響(ひびき)

●異名同曲: 上野の岡(明治21) 千代田の宮居(明治22) 始業式(明治26)
夏(明治30) 蓮の花(明治42) 山家春暁(明治25)
漁船(明治38) うれしき春(明治40) ゆかしいぢらし(明治41)
春のあけぼの(明治42) 梅(昭和07) 五月の歌(昭22)
春のあけぼの(女子音楽教科書2/明治44)
▼訳詞:武田又次郎)
うぐいす来なく 朝の小窓
夢よりさめて 外面(とのも)見れば
柳も今や 起き出でつつ
  ■嵐にみどりの 髪をとかす
みどりの松に 朝日さして
ほほえむ桜 わらえる桃
見る目もあやに かがやくさま
  ■げにやまことの 春のにしき


歌詞:08/07/12/midi=09/01/23/おけらの唱歌