舟あそび(G)
明治唱歌 第二集/明治21年12月

作詞
作曲
大和田建樹
奥 好義


(かぜ)と波(なみ)とに おくられて
(なつ)ものこらぬ 舟(ふね)の内(うち)
ゑがほすゞしき 松島(まつしま)
  ■はやわが前(まへ)に 向(むか)ふなり
●異名同曲 舟あそび(明治21) 汽車(明治25)
舟には絶(た)えぬ 友(とも)の歌(うた)
(うみ)にはかはる 島(しま)のさま
朝日(あさひ)のいろも 興(きょう)そへて
  ■たのしきなかに 匂(にほふ)なり

友のひたひに 照(て)り返(かへ)
島のみどりの 波(なみ)の影(かげ)
あゝけふの日(ひ)は 流(なが)れても
  ■消(き)えぬ記憶(きおく)は いつまでぞ

あの島がくれ こぎゆくは
友よぶ鳥(とり)か つりふねか
かかるけしきを わが庭(には)
  ■なれすむあまと 身(み)をなさば

●同名異曲: 明治唱歌2(明治21) 昭和唱歌2(昭和10)

歌詞:08/07/13/midi=09/01/23/おけらの唱歌