五港(F)
幼年唱歌四(明34)

作詞
作曲
石原和三郎
永井 幸次

四面海なる 日の本の
港の数は 多けれど
始めに指を 折らるゝは
■横浜 神戸 長崎よ

北海道の 函館は
全道一の よき港
越後の国の 新潟も
■開港場の 一つなり

まづ横浜に かずしれず
むらがる汽船 帆前船
積みこむ宝幾何(いくばく)
■取り出す宝 幾何ぞ

さてこの五つの 港にて
西と東の 産物の
取引年々 四憶円
■げに盛なる ことなれや

神戸も今や 横浜と
負けず劣らぬ 貿易場
名も長崎は 早くより
■世に知られたる 交易場


歌詞12/06/05/midi:12/07/25/おけらの唱歌