臣の鑑(F)
小学唱歌5(明26年)

作詞
作曲
稲垣千頴外
山田源一郎


楠公
七たび八回(たび) 生き返り
死に返りても 大君の
御楯となりし 楠木ぞ
  ■世々の鏡と なりにける
名和長年
寄る辺も波の 荒磯に
御心 砕きます君を
御船の上に 止めしは
  ■世にただよはぬ 蹟(いさを)なり
兒島高徳
(はか)りしことは かひ無くて
舟坂山も 杉坂も
空しく過ぎて 行宮(かりみや)
  ■言葉の花を 咲かせけり
小楠公
別れし父の 教なり
諫めし母の 御心を
ただ一筋の 畷(なはて)みち
  ■おもひ射る矢の あはれなる


歌詞:11/01/17/midi:11/02/04/おけらの唱歌