ぴらみっど(F)
新編教育唱歌集6(明治29)

作詞
作曲
國定読本
納所弁次郎

えじぷと太古の 文明の
面影残る ひらみっど
ないるの岸の をちこちに
■山かとばかり 聳(そび)えたり
そも この塔は えじぷとの
國王一家の 墓にして
その墓ごとに 石柩(せききゅう)
■地下のむろにぞ納めたる
新訂教育6(明治39) 検定小学6(昭和04)
山と見ゆれど みらみっど
石もて畳み 築くきたる
方錐形の 塔にして
■大小およそ 七十(しちじっ)

石柩中の なきがらは
三千年後の 今もなほ
くづれ くされず そのまゝに
■みーらとなりて 残るとぞ

大なる一基 築くには
十萬人の たゆみなく
三十年も かゝりてぞ
■成しとぐべきと世にはいふ


歌詞:09/04/10/midi:09/06/01