五條の橋(C)
新編教育唱歌集6(明治38年)

作詞
作曲
作者不詳


鞍馬の寺の 稚児櫻
咲けや四海に かをるまで
晝は讀経を 勤むれど
  ■暮るれば習ふ 太刀つるぎ

思う源氏の 再興を
天満宮に 祈らんと
夜毎にわたる 五條橋
  ■笛の音高く 夜はしづか

おもひもよらず 傍(かたへ)より
出でてさへぎる 大法師(おおぼーし)
太刀を給えと 呼ばはれて
  ■太刀が欲しくば 寄りて取れ

さらば取らんと うち振ふ
薙刀 つひに落とされて
今ぞひたすら 降参の
  ■まことあらはす 武蔵坊

さては汝は 辨慶か
牛若君に ましますか
主従の契り 深かりし
  ■かがみは清し 加茂の水


歌詞:09/04/10/midi:09/06/01