高津の宮(Am)
新編教育唱歌集3(明治38)

作詞
作曲
作者不詳

高津の宮より 見給(みたま)へば
ながめはてなき 國原(くにばら)
立てる烟の すくなきは
■貧しき人や 多からん

ふたたびのぼりて 見給へば
民のかまどの 朝けむり
今ぞゆたかに 立ちのぼる
■富みたる國の 色みせて

大宮やぶれて 檐端より
月は漏れども 葺(ふ)きもせず
民のなげきを 身一つに
■聖主は憂ひ たまひけり

あーわれ富めりと のたまひし
深きなさけの 御(み)言葉は
千代につたへて たぐひなき
■ひじりの御代と 仰ぐなり

三年(みとせ)の貢を ゆるせとの
惠あまねき みことのり
雨とうるほひ 露とおき
■青人草(あおひとぐさ)にかゝるらん


歌詞:09/04/10/midi:09/08/08