涙をあつめて【Em】
+すずききよし作品集+

作詞
作曲
すずききよし


昨日までのあの悲しみを もう一度 見つめてみよう
昨日までのあの悩みを もう一度考えてみよう
本当に仲間を 信じただろうか
心を開いて 話しただろうか
  ■この仲間たちの 涙をあつめて
  ■さあ 明日に向かって 歩き始めよう

たとえば信じあえることが こんなに素晴らしいことで
たとえば手を握り合うことが こんなに力強いこと
今日まで知らずに 生きてきたのが
悔しく思える 今日の出逢いよ
  ■この仲間たちの 涙をあつめて
  ■さあ 明日に向かって 歩き始めよう


今日からの私達の 生き方をよく見て欲しい
信じあえる友を持った この私達の生き方を
ふれ合う心に 熱い血潮が
通う仲間たちと 生きていくのさ
  ■この仲間たちの 涙をあつめて
  ■さあ 明日に向かって 歩き始めよう
  ■さあ 明日に向かって 歩き始めよう



新おけら歌集(04/05/26) / 楽譜:ビーさん(2004/09)

■励ましの歌2■

 ぶんぶん様。三四郎さん。明日事務所から楽譜の方は送ります。
 当時、姫路労音は、播州各地に、労音運動を広げていきました。加古川市、赤穂市、宍粟郡、と播州一円に組織を広げて行ったのですが、「だけどいつかは」を始め「君の眸が」や、ロシア民謡等、うたごえ運動で歌われた愛唱歌が大きな力になりました。

 このように運動が高揚する中で、一人の在日の少女の発言が、私に大き衝撃を与えました。赤穂労音の総会の時『私は在日韓国人です。
 差別されるのが厭で、今まで隠していましたけど・・・」切々とその生い立ちや、受けた差別の数々を聞いてい内に、涙が出てきたのですが、彼女が「・・・いろいろありましたけど、一緒に活動してきた仲間たちは、本当に信頼できる仲間だと感じました。だから、今、本当のことを打ち明けます」。

 この報告を聞きながら、私も涙をポロポロこぼしながら、議案書の裏にこの歌詞を書いていました。そして総会の終わる頃には、作曲も出来てしまったのです。


(2004/05/18(Tue) 22:36:43)すずききよし