街は天国に近くなった 【E】
+すずききよし作品集+
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作詞
作曲 |
門倉 さとし
すずききよし |
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1 |
むかし 街には 太陽があった
あかい夕日と 朝焼けがあった
いつ頃だったか 核戦争で 人は地上に住めなくなった
■キノコのように ビルは伸びたが
■街は天国に 近くなった
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2 |
むかし 街には 青空があった
トンボが飛んで 花が咲いた
いつ頃だったか 核戦争で 人は地上に墓場だけ残し
■花は枯れて ビルは伸びたが
■空はすっかり 汚れていた
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3 |
むかし 街には 人が住んでいた
子どもが遊び 若ものは歌った
いつ頃だったか 核戦争で ビルは崩れて人は死んだ
■崩れたビルの 影だけ残った
■街は消えて 影だけ残った
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新おけら歌集(04/09/30) / 楽譜:ビーさん(2004/12) |
■アメリカに「それはねメリンダ」という歌がある。原爆戦争で滅びてしまった人類の生き残りの歌だ。メリンダという少女が、廃墟で絵本を拾ってきて母親に尋ねる話だが、本当に地球上に人間も生物も死に絶える日が来るのではないだろうか。
門倉さんと、その事を話し合ったことがある。その後、病床の彼からこの詩を送ってきた。私はこれをブルース風に唱っている。 |
すずききよし |
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