本部恋歌 【Bb】
+神野和博作品集+

作詞
作曲
永井和子
神野和博

 ■わたしの故郷へ わたしは帰れない
 ■わたしの故郷は 遠い遠い島なの
わたしの故郷へ わたしは帰れない
わたしのあの人は 遠い遠い人なのよ
打たれても焼かれても また蘇(よみがえ)るふくぎの木
冒す者の手を拒み かたく緑葉(みどりば)茂らせる
 ■わたしの故郷は わたしの誇りなの
 ■わたしの故郷を わたしは守りたい

わたしのあの人は わたしに戻れない
わたしのあの人は 遠い遠い人なのよ
裂かれても刈られても また蘇るふくぎの木
隔だつ者の手をいたみ いやす緑葉茂らせる
 ■わたしの故郷は 白い砂の道
 ■わたしの故郷は 海へ続く道

わたしのあの人を わたしは愛してる
わたしのあの人に わたしは会いたいの
折られても抜かれても また蘇るふくぎの木
そむく者の手を包み 常に緑葉茂らせる
 ■わたしの故郷は 永久(とわ)に変わらない
 ■わたしのこの思いも 永久に変わらない

わたしのあの人は わたしに戻れない
わたしのあの人は 遠い遠い人なのよ
 ●わたしの故郷は 変わらない ちゅら島よ
 ●わたしのこの思いも 変わらない海のよう




新おけら歌集(04/04/05) / 楽譜:ビーさん(2004/11)
■ふくぎの木■(福木)
 常緑の高木で、昔は防風林として家のまわりに植えられていが、最近はあまり植えられなくなった。黄色の大きな実がたくさんなるが、食用にはならない。また、熟すとかなり臭い。
 ふくぎの木の皮は、沖縄の着物に欠かせない黄色の染料の材料としても使われている。