寒緋さくら 【C】
+神野和博作品集+

作詞
作曲
永井和子
神野和博


緋(あか)いさくら ひとつ咲いて
きみの吐息がこぼれる
海の果てから寄せてくる
寄せてくるのは 戦争
 ■緑の島に降るのは 火の雨
 ■緋いさくらが 散った


カンヒザクラ(下記)
緋いさくら ふたつ咲いて きみの吐息がこぼれる
青い空が焼かれる 焼かれているのは 平和
  ■村々に満ちるのは 死の影
  ■緋いさくらが 散った

緋いさくら よっつ咲いて きみの吐息がこぼれる
別れ告げてあふれ出る あふれ出るのは 涙
  ■きっと還えるからと 握る指
  ■緋いさくらが 散った

緋いさくら いつつ咲いて きみの吐息がこぼれる
風洞(ガマ)の闇が閉じこめる 閉じこめるのは 希望
  ■ふるさとに祈るのは 明日(あす)の灯(
  ■緋いさくらが 散った

緋いさくら むっつ咲いて きみの吐息がこぼれる
命の歌に輝いて 輝いているのは 平和
  ■よみがえる春と 笑うきみ
  ■緋いさくらが 咲いた



新おけら歌集(04/10/13) / 楽譜:ビーさん(2004/10)

■派手な緋色のサクラです。bunbunは見たことが無い。
 沖縄で「桜」といえばカンヒザクラ(寒緋桜)を指すみたいです。春が早く(旧暦の元日ごろ)咲くので、九州南部ではに咲くのでガンジツザクラ(元日桜)とも呼ばれるそうです。「バラ科:サクラ属」
●東京の上野公園で見てきました。  (2010/03 bunbun)