みんなでみんなで敵をうて 【Bm】
+荒木栄作品集+

作詞
作曲
三池労組詩グループ
荒木  栄


鉄のスクラム炎のスクラム みんなでみんなで腕を組め
おおい被さる地圧【じあつ】に耐えた
  ■逞しい腕 【逞しい 逞しい 腕組んで 腕組んで
  ■首切り跳ね返す腕 みんなでみんなで腕を組め

進む足取り高まる足音 みんなでみんなで突き進め
すさぶ嵐に吹雪に屈っせぬ
  ■力強い足 【逞しい 逞しい 足音 足音
  ■弾圧けっ飛ばす足 みんなでみんなで突き進め

輝く命明るい光 みんなでみんなで肩を組め
赤旗守る決意を込めた
  ■美しい瞳 【美しい 美しい 瞳が 瞳が
  ■平和を見つける瞳 みんなでみんなで肩を組め

働く仲間よ闘うものよ みんなでみんなで敵をうて
海山越えて拡がって行く
  ■くぢけぬ力 【くぢけぬ くぢけぬ 力が 力が
  ■明日を作る力 みんなでみんなで敵をうて



新おけら歌集(01/08/26) / 楽譜:ビーさん【2004/09】
■1959年4月24日、荒木栄の属する三池製作所を、鉱山から分離して合理化を推し進めようとする会社側の策謀によって、三鉱労組製作所支部は分裂させられましたが、荒木栄を含む20名は三鉱労組にとどまり、炭鉱労働者と共に闘い抜くことを仲間に呼びかけました。12月11日、会社側は1278名の解雇を発表、続いて1月25日にロックアウトを通告してきます。
 この歌は、三鉱労組の作詞グループによる詩を作曲したもので、首切り通告返上の闘いの最中に作り、歌われたものです。

■全体をキビキビうたい、音を引きずらぬこと。合唱の時はメロディをテノールがうたい、和声は下からバス、アルト、ソプラノが受け持つ。はじめの合唱の部分は、2番と4番だけを使う。
荒木 栄