時には昔の話を 【F】

作詞
作曲
加藤登紀子


時には昔の話をしようか
通いなれた 馴染みのあの店
マロニエの並木が 窓辺に見えてた
コーヒーを一杯で一日 見えない明日を
  むやみに探して 誰もが希望を託した
  揺れていた時代の 熱い風に吹かれて
体中で瞬間(とき)を感じた
■そうだね

道端で眠ったこともあったね
どこにも行けない みんなで
お金は無くても なんとか生きてた
貧しさが明日を運んだ 小さな下宿屋に
  いく人も押しかけ 朝まで騒いで眠った
  嵐のように毎日が 燃えていた
息が切れるまで走った
■そうだね

一枚残った写真をご覧よ
ひげづらの男は 君だね
どこに居るのか 今ではわからない
友達も何人かいるけど   あの日の全てが
  空しいものだと それは誰にも言えない
  今でも同じように 見果てぬ夢を描いて
走り続けているよね
■どこかで




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新おけら歌集(04/01/25) / リクエスト(Redさん(04/01/15)
楽譜:ビーさん(2005/03)
■1992年に作られた宮崎駿監督のアニメ映画 「紅の豚」 のエンディング・テーマに使われた曲。