鉄塔のある町【Cm】

作詞
作曲
加治佐光吉
位田 勉


師走の空に舞い上がる ゲーラ凧を揚げたよ
  ■明日は新しい太陽が
  ■依佐美(よさみ)の地に 空高く

冷たい風が吹き付ける ちっちゃな小指が泣いている
  ■千切れたジーパン焼けた肌
  ■依佐美が放つ 死の光

冷たい空がこぼれても この悲しみ忘れない
  ■命かぎり 怒りを燃やす
  ■依佐美に平和 かえるまで




新おけら歌集(06/05/09)あおい空 / 楽譜:ビーさん(06/07-07/12)

■この歌は、第24回日うた創作発表曲。依佐美(現刈谷市)にある米軍の鉄塔(2万ボルトの電流)に触れて、幼い子が黒こげになって死んでしまったことに対しての怒りを表した曲で、このような事故が再び起こらないことを、強く訴えています。
■愛知県刈谷市にある依佐美(よさみ)送信所。新幹線からもよく見えた高さ250m、8基の紅白鉄塔。太平洋戦争開戦の暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を送信したとされる所である。昭和4年より欧州との長波通信を始め、戦後は米海軍が潜水艦との通信に使用。1994年に米軍から返還され、97年、鉄塔を撤去。