1: |
てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみざち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や
■肝(ちむ)に染(す)みり
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ホウセンカの花は
爪先に染めなさい。
親の言うことは、
■心に染めなさい |
2: |
天ぬぶり星(ぶし)や
ゆみばゆまりゆい
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
■ゆみやならん
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天の星々は
数えようと思えば
数えられるが、
親の言うことは、
■数えられない |
3: |
夜はらす舟(ふに)や
にぬふぁ星(ぶし)見(み)あてぃ
我(わん)なちぇる親や
■我どぅみあてぃぬ覚めて
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夜、沖に出る舟は
北極星が目当て
私を産んでくれた親は
■私が目当て |
4: |
宝玉(たからだま)やてぃん
磨かにば錆びす
朝夕肝(あさゆちむ)磨ち
■浮世(うちゆ)渡ら
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宝石でも
磨かないと錆びてしまう
朝晩心を磨いて、
■世の中を生きていこう |
5: |
誠する人や
後や何時までん
思む事ん叶て
■千代ぬ栄い
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誠実な人は
後はいつまでも、
思っていることが叶って
■末代まで栄える |
6: |
なしば何事ん
なゆる事やしが
なさぬ故からど
■ならぬ定み |
成せば何事も
成ることだが
やらないから
■成らないのが当たり前 |