闘うわれら 【Em】

作詞
作曲
中島 修一


汗と油が しみてる機械
節くれ立った この指と
長い間の つき合いだから
  ■放り出されてなるもんか 紙切れ一枚で
  ■出て行くもんか 俺たちだって
  ■生きているんだ 職場を守れ

錆びたハンドル さみしくないか
分身だから この腕と
心通うよ 怒りがたぎる
  ■放り出されてなるもんか 紙切れ一枚で
  ■出て行くもんか スクラム組もう
  ■生きているんだ 生活守れ

高くそびえる 我等の砦
雨風耐える この旗に
心の涙を おさえて誓う
  ■放り出されてなるもんか 紙切れ一枚で
  ■勝利の日まで ハチマキ締める
  ■決意あらたに 闘うわれら

●放り出されてなるもんか 紙切れ一枚で
■出て行くもんか 俺たちだって
■生きているんだ 職場を守れ




新おけら歌集(05/04/16/ババさま三回忌 / 楽譜:ビーさん(2005/05)

■ミュージカル「ほうりだされてなるもんか」のテーマ曲。作詞は中島氏と全金浜田精機支部の合作。不当な首切り・リストラ・合理化反対の共通の想いとして全国に広まった歌。
■♪〜ほうりだされてなるもんか 紙切れ一枚で…。今から30年前、1974年の創作ですが、労働者の権利が弱められようとしている今、歌い広めたい歌です。
 当時、印刷機メーカー浜田精機は三菱資本による企業閉鎖、そして労働者500人は全員解雇されましたが、解雇撤回闘争が急速に全国的に広がりました。
■作曲者は合唱団TOSEI(当時、東部青年合唱団)現音楽センター職員の中島修一さんですが、当時、日電精器の旋盤工であり、「紙切れ一枚でほうりだされてたまるか」「分身だよ、この機械は」など、浜田の労働者の一言一言に思いが込み上げ、メロディーが浮かんできたといいます。
 合台唱団も加わる創作委員会で浜田の声をもとに生まれたこの歌は、不当な解雇などと闘う全労働者の歌として歌い継がれています。
うたごえ愛唱歌(うた新04/03/22)