第七楽章「大地讃頌」【Bb】
−カンタータ 土の歌−

作詞
作曲
大木 惇夫
佐藤 眞


母なる大地の ふところに
われら人の子の 喜びはある

大地を愛せよ 大地に生きる 人の子ら
その立つ土に感謝せよ
平和な大地を 静かな大地を

大地をほめよ たたえよ土を
恩寵の豊かな 豊かな大地  
われら人の子の 大地をほめよ
讃えよ 土を 母なる大地を
讃えよ ほめよ 讃えよ土を

 母なる大地を ああ
 讃えよ大地を ああ

混声合唱のためのカンタータ 土の歌「1962年(昭37)」
第一楽章: 農夫と土 第五楽章: 天地の怒り
第二楽章: 祖国の土 第六楽章: 地上の祈り
第三楽章: 死の灰 第七楽章: 大地讃頌
第四楽章: もぐらもち 解説「土の歌」


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新おけら歌集(03/08/26) / 日うたinながの(03/11)
楽譜:ビーさん(2005/01)

■1962(S.37)年の作品で、混声合唱のためのカンタータ「土の歌」の最終曲です。
■1962年、日本ビクターの依頼で創作されたカンタータ「土の歌」の最終第7楽章。広島の03年ピースウェーブコンサートで全曲上演に当たり、同コンサート実行委員長の三浦精子さん(児童文学者)は論文「大木惇夫と広島」を書き下ろしている。
 詩人・大木惇夫(1895-1977)は広島で生まれ育ち、太平洋戦争で九死に一生を得て除隊。軍事詩作に従事し、戦後、戦争協力者と非難され煩悶したという。「土の歌」は「現代地上の不信にして凄惨なる諸相はあまりにも心を痛ましめ」と創作。「大地讃頌」について「のびやかに生きて人間の使命を果たしたい」とコメントしている。
うた新(05/10/10)