1 |
すんぽなずなの咲く土手で
あなたの動かす汽車を待つ
■鉄道づとめとすすめられ
■嫁いできたのは二十歳の春
|
4 |
こんなにささやかな所帯でも
暮らしの足を守る仕事
■子ども心に決めている
■父さんのあと継ぐのだと
|
2 |
油に汚れた作業着の
あなたの汗も金さびも
■きれいに洗ってたたみます
■明日も笑顔で働けるよう
|
5 |
焼けつく陽射しの夏の日も
雨風すさぶ嵐にも
■負けずに元気に勤めあげ
■ふたりでいつか旅したい
|
3 |
吹雪の荒れる冬の夜は
窓をふるわす汽笛の音に
■思わず手をとめ祈ります
■どうか事故が起こらぬよう |
|
|