島唄【Eb】

作詞
作曲
宮沢 和史


でいごの花が咲き 風を呼び嵐が来た
でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐が来た
くり返す悲しみは島渡る波のよう
ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら
  ■島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  ■島唄よ風に乗り 届けておくれ私の涙
●ウージとはサトウキビのこと。年末から4月の初旬までは、甘い香りの漂うウージトーシ(キビ刈り)の季節なんだそーです。
でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花
ウージの森で歌った友よ ウージの下で八千代の別れ
  ■島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
  ■島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を

海よ 宇宙よ 神よ いのちよ
このまま 永遠(とわ)に 夕凪(ゆうなぎ)を
  ■島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
  ■島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙

  ●島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
  ●島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の涙
   ラララーララララララー ………………


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新おけら歌集(04/04/25) / 楽譜:ビーさん(2004/09)

■♪〜でいこの花が咲き風を呼び嵐が来た…。1992年沖縄でヒット、翌年全国ミリオン・セラー。海外にも広がり、2005年には世界で初めて20カ国のiTunes Music Storeで同時配信された歌。宮沢和史は山梨出身だが90年以来沖縄にたびたび足を運んだ。さとうきび(ウージ)畑の中にぽっかりと開いたガマ(壕=洞窟)が訴える無言の悲しみと地表に根を張る植物の力強い生命力が、この歌のモチーフに。
 2001年に歌ったアルゼンチンのアルフレッド・カセー口は、タンゴ音楽家で国民的英雄の名を冠したガルデル音楽賞を受賞。来訪した宮沢とも共演した。カセー口は歌の背景について教わり「歌詞だけでなく曲自体がシンプルなメッセージ。世界中が哀しい状態だからこの曲のように何か幸せなことが必要」と語っている。
うた新「歌の小箱」113(08/08/14)