シクラメンのかほり【Em】
+1975(昭和50)年/布施明+

作詞
作曲
小椋  佳


真綿色した シクラメンほど
(すが)しいものはない
出逢いの時の 君のようです
  ためらいがちに かけた言葉に
  驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎて行きました

うす紅色の シクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
 木もれ陽あびた 君を抱けば
 淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
 ■疲れを知らない 子供のように
 ■時が二人を 追い越してゆく
 ■呼び戻すことが できるなら
 ■僕は何を 惜しむだろう

うす紫の シクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の 君のようです
 暮れ惑(まど)う街の 別れ道には
 シクラメンのかほ(お)り むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎて行きました
 ■疲れを知らない 子供のように
 ■時が二人を 追い越してゆく
 ■呼び戻すことが できるなら
 ■僕は何を 惜しむだろう



新おけら歌集(07/12/12) / 楽譜:ビーさん(08/01-13/07)
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