人間の歌【Bb】

作詞
作曲
山の木竹志

傷つき倒れた 友の背に
眼差し注ぐ 人はいるか
病み疲れた 乙女のその手に
温もりを添える 人はいるか
 ■生きる悲しさ 翼に替えて
 ■人のよろこび 歌に託して
 ■わたしは歌う 希望の歌
 ■共に歌おう 人間の歌

人は微笑み 歌があふれる
そんな街を ここに求めて
痛み分け合い 楽しさ分かち
歩いてゆきたい 人間らしく
 ■生きて生きて 生き抜いて
 ■生きて生きて 生き通して
 ■わたしは歌う 自由の歌
 ■共に歌おう 人間の歌

 ●生きて生きて 生き抜いて
 ●生きて生きて 生き通して
 ●わたしは歌う 人生の歌
 ●共に歌おう 人間の歌

 ■共に歌おう 人間の歌
くずおれた痛みを 笑顔に包む
職場の仲間を 信じているか
死を選んだ 仲間の思いを
心に暖めて 闘っているか
 ■生きる苦しさ 翼に替えて
 ■人の気高さ 歌に託して
 ■わたしは歌う 仲間の歌
 ■共に歌おう 人間の歌

●同名異曲: 山の木竹志曲 いずみたく曲



・うたごえツアーin仙台(03/09-10/09/09) / 楽譜:ビーさん(2004/09)

■1988年、作者の山ノ木竹志こと新江義雄(広島合唱団)が角膜移植手術で入院中に作った。当初、山上茂典(国鉄広島ナッパーズ)がファースト・アルバム「始発列車」に収録し、造船のうたこえサークルさらに全国へ伝播。
 2001年日本のうたごえフェスティバルでは北海道の駒沢大学付属岩見沢高校の生徒たちが、岩見沢合唱団こぶしと共に熱唱し、同校の卒業式でも歌った。
 1987年の国鉄分割・民営化の際、本来の仕事のとりあげや、反対する者への差別・人権侵害などで、100人を越える国鉄労働者が自ら命を絶ったのが、創作の動機という。新江義雄は、その一人ひとりの家族と人生に思いを馳せ、入院中に出会った、難病を抱えつつ生きる多くの人々に励まされて作詞作曲した。
うた新「歌の小箱」07(06/03/06)