炭鉱(やま)の娘【D】

詞曲
訳詞
花田 克巳
玉置 利雄


なんばの音を 子守の唄と
聞いて眠ーて 育ーたわたし
  ■焼酎臭い 父さんの頬の
  ■ヒゲに刺されて 泣いてたわたし

ボタの埋め立て 裸足でとんで
ボタ箱(ばこ)並ぶ とっぱなに来て
  ■九州に沈む 夕日を眺め
  ■戦死の兄さん 偲んだわたし

朝の鏡に 化粧を急ぎ
終わりに強く 口紅ひけば
  ■好きなあの人 鏡に浮かぶ
  ■化粧は石炭(スミ)に 負けないために

地下足袋くさい わたしの足と
団地にくさい あの人の足
  ■並べて進めば 開けて来るよ
  ■ほんとの幸せ みんなの幸せ




新おけら歌集(07/01/15)Req:++さん / 楽譜:ビーさん(07/01)