わたぼこの中に咲いた花 【Dm】

作詞
作曲
千阪 昌代
多泉 和人

1: 夕べ 彼と話した
工場の塀に もたれて
たくましい笑顔が 私は好き
■わたぼこの中に咲いた花
■まわす機械に咲いた恋

3: 二人の愛 確かめて
喜びの唄 うたう
幸せな明日 築いてゆこう
■わたぼこの中に咲いた花
■まわす機械に咲いた恋

2: 母さん 恋しくなった
つらい仕事で 泣いた
今は仲間と 励ましあって
■わたぼこの中に咲いた花
■まわす機械に咲いた恋




おけら歌集(00/08/04) / 楽譜:ビーさん(2004/09-2017/03)
■♪〜わたぼこの中に咲いた花…。繊維労働者の喜び悲しみを凝縮した言葉「わたぼこ」を恋に結びつけた歌。1968年、作曲者・尾上和彦作品発表会での初演は日本レース合唱団の明るい顔と声が会場を圧倒した。
 ある日、尾上がレース団員を寮まで送って行った門限迫る時、工場の塀に寄り添うカップルを見てレース合唱団の恋愛の歌を着想。その話を聞いた自治労京都合唱団の千阪昌代が作詞しレース合唱団が2番、3番の歌詞を仕上げたという。
 同団は団員が労働組合の中心となって職場の闘いと歌を常に結びつけ見事に溶け合う演奏と創作曲で知られたが、企業閉鎖により80年解散。同時に合唱団「いきしあ」(団結の花言葉)として再生し、今年の日本のうたこえ合唱発表会にも出場した。
うた新「歌の小箱」131(**/**/**)