モルダウの流れ【Gm】
+MOLDAU (VLTAVA)+

作詞
作曲
野上 彰
スメタナ

水上(みなかみ)は 遠くはるか
豊かなる河 モルダウよ
月影は 森を照らし
秋風 岸をそよぎ行く

(かりがね)の声に こだまして
泡立ち流るる 水の音(おと)
霧とくだけ 花と散りて 流れ行け
■水上遠き ボヘミアの
■懐かしの河 モルダウよ
舟人の歌は 星青く
たゆとう波間に 浮かびつつ
遠き夢の 君がもとに 流れゆけ
■水上(みなかみ)遠き ボヘミアの
■懐かしの河 モルダウよ
異名同曲: 河の歌 モルダウの流れ
▼作詞:岡本敏明
ボヘミアうるおす河よ
豊かな流れ モルダウ
曠野(ひろの)にささやく水に
光はおどりきらめく
わが故郷(ふるさと)の町めぐり
わが故郷の森すぎて
踊りながら 歌いながら夢のせて
■ボヘミアうるおす河よ
■豊かな流れ モルダウ
古城のかげをうかべては
ありし昔をなつかしみ
踊りながら 歌いながら夢のせて
■ボヘミアうるおす河よ
■豊かな流れ モルダウ




新おけら歌集(10/11/30) / 楽譜:ビーさん(11/03)
■1526年からオーストリア支配下にあったチェコスロバキア(当時のボヘミア)は、ドイツ語が公用語とされ、チェコ語は話すことすら禁じられていました。「モルダウ」 は、ドイツ風の呼び方で、チェコ語では 「ヴルタヴァ」 。祖国への愛がこめられた 『我が祖国』 は、民族の独立を目指すチェコの人々の精神的な支えとなり、1946年以降、スメタナの命日にあたる5月12日に開催される 「プラハの春音楽祭」 では 『わが祖国』 全6曲の演奏で幕を開けるのが習慣となっているそうです。モルダウは第2曲目。

■他に、岩河三郎/植村敏夫/平井多美子の作詞 もある。