神田川【Em】
1973年(昭和48)

作詞
作曲
喜多條 忠
南 こうせつ


貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
 二人で行った 横丁の風呂屋
「一緒に出ようね」って 言ったのに
 いつも私が 待たされた
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
 貴方は 私の身体(からだ)を抱いて
 「冷たいね」って 言ったのよ
■若かったあの頃 何も怖くなかった
■ただ貴方のやさしさが 怖かった

貴方は もう捨てたのかしら
二十四色の クレパス買って
 貴方が描いた 私の似顔絵
 「うまく描いてね」って 言ったのに
 いつもちっとも 似てないの
窓の下には 神田川
三畳一間の 小さな下宿
 貴方は 私の指先見詰め
 「悲しいかい」って 聞いたのよ
■若かったあの頃 何も怖くなかった
■ただ貴方のやさしさが 怖かった



新おけら歌集(07/12/12) / 楽譜:ビーさん(08/01-13/06)

■1973年(昭和48)、かぐや姫(メンバー:南こうせつ、伊勢正三、山田つぐと)のヒット曲。